外の環境で生きる猫たちは感染症のリスクが飼い猫たちよりもずっと高くなります。感染症や交通事故などにより飼い主のいない猫の平均寿命は5歳程度といわれています。猫の感染症・・・いくつ思い出せるでしょうか?
猫に重大なダメージを与える感染症として猫パルボウイルス、猫白血病ウイルス、猫エイズウイルスがあげられます。

このうち猫白血病ウイルスと猫エイズウイルスは密接な接触がある猫同士で感染していくため感染力は高くありません。

しかし猫パルボウイルスは非常に感染力が高く、このウイルスに対する免疫を持たない猫たちに次々に感染し重度の場合は短期間に命を落とすこともあります。

白血病ウイルスやエイズウイルスは症状があらわれると治ることがない恐ろしいウイルスですが、感染力を考えるとパルボウイスルの方が脅威と言えます。

パルボウイルスのもうひとつの特徴としてこのウイルスに対する免疫がある猫はほとんど感染しないことがあげられます。つまりワクチン接種が非常に効果的です。

そこで米国の飼い主のいない猫の不妊手術プログラムでは、手術と同時のワクチン接種(パルボ、ヘルペス、カリシ)が推奨されています。1回きりの接種でも猫パルボウイルスに対する免疫を高めるために有効であることや、ワクチンの成分が麻酔や手術に影響を与えないことが証明されています。(Fischer et al., 2007)

また猫白血病ウイスルやと猫エイズウイルスの1回きりのワクチン接種は効果的ではないためプログラムには含まれないことが多いようです。

写真は以前も登場したしろちゃんです。1週間後に譲渡予定♪元気すぎる(^_^;)